robocopy.exe
DOS の頃には xcopy や zcopy などにお世話になりましたが、Windows7の時代にお世話になっているのが、robocopy です。
この頃の Windows7 などには標準でついているので困った時に使用しています。その他にも GUI で便利に使用できる FireFileCopy や TeraCopy など色々あるのにとは思いますが以下の点で非常に助かります。
- 壊れかけのHDDからデータをサルベージしたい
- 時々エラーの発生するNASからファイルをサルベージしたい
など、非常事態に於いてのオプションが有効なのです。もちろん壊れてしまったHDDからデータをサルベージしないといけない場合などには意味はありませんが、特定のセクタで読めないとかそういう場合に強い味方になります。
使用方法はオプションを付けないで起動すると表示されます。数がとっても多いので使いそうな物だけピックアップします。
C:\>robocopy ------------------------------------------------------------------------------- ROBOCOPY :: Windows の堅牢性の高いファイル コピー ------------------------------------------------------------------------------- 開始: Sun Mar 20 12:04:14 2011 簡易な使用法 :: ROBOCOPY コピー元 コピー先 /MIR コピー元 :: コピー元ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー \共有\パス)。 コピー先 :: コピー先ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー \\共有\パス)。 /MIR :: 完全なディレクトリ ツリーをミラー化します。 詳細な使用方法については、ROBOCOPY /? を実行してください。 **** /MIR はファイルをコピーできるだけでなく、削除もできます。
- /XO 古いファイルを除外します
- /W:n エラーが起きた時に n 秒後に再試行します
- /S サブディレクトリを含む
- /R:n エラーのリトライ回数の指定
- /FFT ファイルの新旧比較時にタイムスタンプの差2秒を無視する
基本的には copy コマンドと同様です。 /s を付けるればフォルダも全部、/mir を付ければミラーリングっぽくコピーしてくれます。